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  • キッチン階段

     この春、私の従妹は住まいを新築することになりました。従妹夫婦と子供3人、それに、従妹の母親が住むための家です。

    昨年、従妹の父親が亡くなって、一人暮らしをしていた母親が言葉数も少なく、元気がなくなったので、これからのことを心配して、同居することにしました。それまで、従妹家族は賃貸マンション暮らしでしたが、6人が暮らすには、無理があるので、半年かけて土地を見つけ、家族が仲良く暮らせる住まいを建てることにしました。母親のプライベートな時間も尊重しつつ、孤立しないように、1階に母親のプライベートルームと仏間を兼ねた和室の2部屋を用意し、その向かい側に家族全員が集うリビングダイニングとキッチンをつくります。

    一番考えたのは、従妹夫婦と子供たちのプライベートルームがある2階と1階の動線です。できるだけ、家族が顔を合わせるように、リビング階段を設置しようと考えました。しかし、リビングダイニングが狭くなります。工務店さんから、提案があり、対面式のキッチンにし、その背後の壁に階段を設置することにしました。リビングダイニングやキッチンの広さにあまり影響を与えません。それに、階段下のデッドスペースを有効活用することにしました。階段下にキッチンで必要な電化製品や食器や食品を収納するためのラックを作りつけました。この大容量の収納のお陰で、オープンキッチンでありながら、すっきり片付いています。

    従妹と母親は、よく2人でキッチンに立ち、会話しながら、料理を作ります。帰宅した子ども達は2人に声をかけて、自分たちの部屋へ行きます。ダイニングテーブルでは食事をしたり、おやつを食べたり、時には、宿題もします。別々に暮らしていた家族が進化した動線によって、さらに絆を深めて、新しい家族になっていきます。