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  • 自然素材と暮らす家

    我が家は、床材、建具、柱、階段、手すりにいたるまでふんだんに地元で有名な杉を使用しました。地元の素材をふんだんに取り入れたことで木材利用ポイントの補助金もあり、お得に家造りを進めることができました。

    無垢材に囲まれた室内は、木の温もりや香り、木目の美しさを目で見て感じ、そして実際に触れることで感触の良さを実感できています。肌が直接触れることの多い床は、浮造りにしました。これは、柔らかい部分を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせたもので、見た目の美しさが高められますし、肌触りの良さを高めることができるのです。

    年輪を凹凸で立体的にして足裏を適度に刺激することでマッサージ効果が得られますし、足裏のツボを刺激することで血行も良くなり冷え症の人にも安心して利用できます。また、子ども達の偏平足防止や滑り止めになり、心と体を癒してくれるのです。

    そして壁には、カラーバリエーションやデザインに豊富なビニールクロスが使用されることが多いのですが、我が家は和紙塗壁を採用しました。和紙でできている壁は、暖かな肌触りと温もりを与え、それでいて十分な強度を保ちます。化学接着剤や化学塗料を全く使用していないので、とても体にやさしい安全な壁材なのです。これは調湿効果に優れています。室内の水分が多いと水分を吸収してくれ、逆に乾燥していると水分を放出してくれるのです。そのため一年を通して室内の快適な環境へと導いてくれるのです。日本の家屋に適した壁材と言えるのです。素材にこだわることで室内の快適性を高められるだけでなく、そこで住む家族の健康もしっかりと守ることができるのです。

    漆喰の壁に陶芸教室の作品を…

    私の友人が大病をして、小学校の教師を退職してから5年になります。

    幸い、大学病院で新薬を試みて、効果が出たことと退職して、じっくり病気と向き合ったことで、病気をする前の状態まで戻すことができました。それでも、ずっと教師を続けていくことを断念した彼女は、寂しそうでした。

    そこで、私が10年も続けている陶芸教室に誘いました。最初は、外出するだけで疲れていましたが、しだいに陶芸に魅かれて、1週間に1度の陶芸教室に欠かさず通うようになりました。そんなときです。今のマンションを息子夫婦に譲り、亡くなった御主人の両親から相続した土地に夫婦二人で暮らす住まいを新築することになりました。御主人が彼女の健康を心配して、少しでも、健康に良い建材を吟味して、暮らしやすい住まいをと考えた結果でした。

    床は竹のフローリングで、壁は漆喰仕上げで腰壁も竹を使用しました。先日、この竹と漆喰の組み合わせで建てられたモデルハウスを見学して、その清々しさがすっかり気に入ったそうです。ただ、清々しいのはいいのですが、あまりにシンプルで、馴染みにくい感じがあり、そんな感想を陶芸教室で話していたら、陶芸の先生から1つのアイデアを頂きました。それは、彼女が陶芸教室で作ってきた野の花の小さなプレートをタイルのように漆喰の壁に埋め込んではどうかということです。早速、御主人に相談したところ、自分たちのオリジナリティが出るからと大賛成でした。それからが大変です。今まで作っただけでは足りないので、それぞれの場所に合わせた大きさ、デザインを考えて、少しずつ少しずつ、プレートを作成していきました。

    その1枚1枚が清々しい漆喰と竹の組み合わせに、温かみを加えていきます。彼女がプレートを作っていくうちに、明るい笑顔を取り戻していったのは言うまでもありません。